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6巻収録話 元ネタ・宗教用語



第37話  ピエタ(イエス) 磔され死んだキリストを十字架から降ろして抱く聖母マリアの絵や彫刻のこと。 有名なものにミケランジェロによるサンピエトロのピエタがある。 ブッダの骨一個ずつの墓の話に合わせたと思われる。  8等分(ブッダ) 作中にも出てくるとおり、ブッダの入滅後、 遺骨や棺など(仏舎利と総称される)の奪い合いが起きた。 (ブッダが入滅したクシナガラのマウラ族がまず自分たちが所有することを表明し、周辺国との争いになった) そして結果として、8等分され、 それに容器と灰が加えられたので 10ヶ所に奉納されることとなる。  16本親知らず  32個のキャラ付け(5巻登場)のうちのひとつ。  32個のキャラ付けとは、三十二相八十種好のことで、  仏に備わっている特長のこと。  この22個目に、40本の歯があるとされている。 1. 足下安平立相 足の裏が平ら。地面と隙間がない。 2. 足下二輪相 足の裏に輪の形をした相(千輻輪)がある。 3. 長指相 手指(足の指も含む場合もある)が微か、長い。 4. 足跟広平相 かかとが広く平らか。 5. 手足指縵網相 水かきみたいな金色の膜が指のあいだにある。 6. 手足柔軟相 手足が柔らか、紅赤色。 7. 足趺高満相 足の甲が厚く盛り上がっている。 8. 伊泥延?相 ふくらはぎが円く微妙な形をしている。 9. 正立手摩膝相 直立したとき両手の先が膝をなでるくらいに長い。 10. 陰蔵相 男根が体内に密蔵される。 11. 身広長等相 両手を広げると、その長さが身長と等しい 12. 毛上向相 すべての毛の先端がすべて上になびき、右に巻き、紺青色で柔軟。 13. 一一孔一毛相 身体の毛穴には一毛がすべて生じ、 毛穴から微妙の香気を出す。 毛の色は青瑠璃色。 14. 金色相 身体手足すべて黄金色に輝く 15. 丈光相 後光。 16. 細薄皮相 皮膚がつるつる(軟滑)でいっさいの塵垢不浄を留めない。 17. 七処隆満相 両掌と両足の裏、両肩、うなじの七所の肉が円満で浄らか。 18. 両腋下隆満相 両膝の下にも肉がつく。 19. 上身如獅子相 上半身に威厳がある。それは瑞厳なること獅子王のよう。 20. 大直身相 身体が広大端正。比類がない。 21. 肩円満相 両肩の相が丸く豊か。 22. 四十歯相 清潔な40本の歯がある。(普通は32本) 23. 歯斉相 歯はすべて大きさが等しい。硬く密で、並びが美しい。 24. 牙白相 40本の歯以外に四牙がある。白く大きい。鋭利堅固。 25. 獅子頬相(ししきょうそう) 両頬が隆満。獅子王のようだ。 26. 味中得上味相 何を食べても食物のその最上の味を味わえる。 27. 大舌相 舌が軟薄で広く長い。髪の生え際にまで届く。 28. 梵声相 声は清浄。聞くと得益無量ならしめ、遠くまで聞える。 29. 真青眼相 眼は紺青。青い蓮華のよう。 30. 牛眼瀟睫相 睫が長く整っている。牛王のよう。 31. 頂髻相 頭の頂の肉がもりあがり髻の形。 32. 白毫相(びゃくごうそう) 眉間に右巻きの白毛がある。光明を放つ。一丈五尺伸びる。  ロンギヌスさん イエスが磔になったとき、死んだかどうかを確かめるためにローマ兵が 槍でわき腹を刺して確認したとされており、 その兵士の名前がロンギヌス。 ロンギヌスは白内障であったが、 イエスをさした際にあびた血で治ったとされている。 (その後ロンギヌスは洗礼をうけた)  皆に配る、骨一個ずつに墓 作中にも出てくるとおり、ブッダの入滅後、 遺骨や棺など(仏舎利と総称される)の奪い合いが起きた。 (ブッダが入滅したクシナガラのマウラ族がまず自分たちが所有することを表明し、周辺国との争いになった) そして結果として、8等分され、 それに容器と灰が加えられたので 10ヶ所に奉納されることとなる。 さらに200年後、仏教徒であったマウリア朝の王は、 この8つの仏舎利のうち7つを発見し、 それをさらに細かく粉砕して、8万あまりの寺院に配布した。 さらに、中国で仏教が伝来すると、 中国の僧が仏舎利の納められたストゥーパの前で供養した宝石類を、 仏舎利の代替品として持ち帰り、自分の寺に納めたとされている。  あなたを私の右側に座らせよう マタイ福音書では、最後の晩餐でイエスの右隣に座っている人物が、 もっともイエスが愛した弟子であるとされている。 ユダはその人物の右隣に座っている。 ちなみにダヴィンチの最後の晩餐では、 この人物が女性的に描かれていることから マダグラのマリアではないかとも言われている。 (ダヴィンチコードでも話題になりました) 公式見解はヨハネとされている。 ちなみに41話に出てくるとおり、 ヨハネは自らのことを「主がもっとも愛した弟子」としている。  メメントモリ 死を覚えよ、という意味のラテン語。 古代から使われ、芸術のモチーフになってきた言葉であるが、 起源は聖書のイザヤ書から。 「食べ、飲もう。我々は明日死ぬのだから」 古くはこのとおり、今を楽しめという意味で使われていたが、 キリスト教において魂の救済が重要になってくると、 逆に、現世での贅沢は虚しいものだとする意味となった。 ちなみに、疫病がはやっていた中世ヨーロッパでは、 このメメントモリが標語として広まりました。 歴史の教科書などでも載っているので、 そこではじめてこの言葉を知る人が多いようです。  右頬を殴られる 右頬を殴られたら左頬をも差し出しなさい  ユダに裏切られても イスカリオテのユダ。 弟子の一人で、イエスを裏切った。 このためにイエスは磔にされた。 ユダはイエスを売り渡す際、 イエスに接吻をすることで「この人がイエスだ」と示した。  実際死ぬほど反省 ユダは裏切りの後、対価としてもらった銀貨を捨て、 自殺したことになっている。(マタイ福音書) 使徒言行録では銀貨で買った土地にまっさかさまに落ちて死んだとされている。 内臓が飛び出してしまったとされている。  ロンギヌスの槍 エヴァなどでお馴染みの「ロンギヌスの槍」 これは、イエスが磔になったさいに、 その死を確かめるために用いられた槍のことで、 (槍でさした人物がロンギヌス) その後、聖槍としてキリスト受難の象徴として扱われている。 また、イエスは確かに一度死んだ、ということの証拠としても扱われる。 手に入れた物は世界を制する力を得る、とされており、 ヒトラー(俗説)や、アーサー王伝説、十字軍の逸話などに登場する。  ラファエルひざまくら ラファエルは癒しの天使。 ラファエルとはヘブライ語で「神は癒される」の意味。 ユダヤ教では癒しを司る天使とされている。 キリスト教はユダヤ教から多くの思想を受け継いでいるため、 ラファエルの記述がある「トビト記」もキリスト教とユダヤ教がわかれるとき受け継いだが、 のちにユダヤ教徒はそれを正典からはずしており、 キリスト教徒も旧約聖書正典に受け入れてはいたが、 ルターによってのちのちはずされ、 カトリック教会と正教会にみが今もトビト記を正典としている。 新約聖書ではガブリエルとミカエルの名前は現れるが、ラファエルは現れない。 (ヨハネによる福音書5章に癒しを行う天使が現れ、 それがラファエルと結び付けられて考えられている。) こうした経緯により、ラファエルにささげられた教会や修道院はとても少ない。  崖の上の医者 ブラックジャックのこと。 ブラックジャックの家は、崖の上。

第38話  にょぜがもん(ブッダ) 漢字で如是我聞。 仏教の経文の冒頭に書かれている。 「かくのごとく、われきけり」  金の子牛(イエス) 旧約聖書、出エジプト記に登場する。 モーセは、当時エジプトで奴隷にされていたイスラエル人を エジプトから連れ出した。(海が割れるのはこのときの話) そして、その後シナイ山でモーセは神から十戒の石版を授与されるのだが、 この石版を授与するまでに40日という期間がかかり、 その間、山の麓でモーセを待っていたイスラエルの民は不安になり、 新たな神を作り、導いてもらおうと考える。 そこで作られたのが金の子牛の像であった。 モーセが帰ってくると、この偶像崇拝に激怒し、 この偶像崇拝に加担した民衆の多くが、 モーセがあつめたレビ族によって殺された。 これは、実体のない神というモーセがもたらした観念があまりに新しかったことを示している。  弁財天 天部(仏教の守護神)のひとつ。 七福神の一員。

第39話  ルカ(イエス) ルカによる福音書、使徒行伝の著者。  ルンビニー(ブッダ) ネパールにある村の名前。 ブッダの生まれたとされている土地。  トビアス 旧約聖書外典トビト書に登場する話。 マンガにあるとおり、 盲目の薬を探す旅に出たトビアスに、ラファエルは同行します。 ただ、トビアスはラファエルが大天使だとは気づきません。 (天使の翼というイメージは初期のキリスト教ではなかったものです。  昔は天使は男子青年の姿とされていました) また、このたびにはトビアスの飼い犬も従っていました。  神曲 詩人ダンテによる代表作。 地獄篇、煉獄篇、天国篇の3部構成。 ダンテ自身が古代ローマの詩人ウェルギリウスの案内で 地獄・煉獄・天国と彼岸の国を回っていく物語。 ただし、ウェルギリウスとは、煉獄の山頂で別れ、 永遠の淑女ベアトリーチェに再会し、 今度はベアトリーチェの案内で、天界へと昇天し、 見神の域に達する。 ベアトリーチェは、ダンテが幼いころに出会った少女。 ダンテはベアトリーチェに心惹かれるが、 彼女は24歳で死んでしまう。  天界大戦争 ヨハネの黙示録に書かれたミカエル対赤い竜(サタンの化身)における、 赤い竜がルシファーだとする説も一応はありますが、 はっきりとした聖書に基づく詳細が見つけられませんでした。 ご存知の方はメールをお願いいたします。  天国の扉 ペテロは天国の鍵をイエスから渡され、 天国の番人をしているとされている。  長い箸 地獄と極楽の話として登場する。 地獄でもすばらしいご馳走がでることがあるそう。 しかしお箸が1メートル以上もあり、長くてだれも食べられない。 しかし実は極楽でもこれは同じ。 ですが、みんな、長い箸でご馳走を自分ではなく、 向かいに座った人の口に運ぶので、 みんなが食べることができる、 というお話。  一切の希望を捨てよ ダンテの神曲から。 地獄の門にはまず、 「この門をくぐる者は一切の希望を捨てよ」と書かれている。 ちなみに有名なロダンの像「考える人」は、 ロダンがダンテの神曲に着想を得て製作した「地獄の門」の頂点に置かれている像で、 (この像にも、「この門をくぐる者は一切の希望を捨てよ」と刻まれている) ダンテを表そうとしているとされている。 (また、別でロダン本人を表しているとする説もある)  ブルータスとカシウス ブルータスとカシウスとは、カエサルを裏切った二人。 カエサルの言葉(とされている)「ブルータス、おまえもか」が有名。  裏切り者の行く最下層 ダンテの神曲に登場する地獄では、 もっとも罪が重いのは「裏切り」。 地獄の最下層コキュートス(嘆きの川)では、 裏切り者が永遠に氷付けとなる。 (これはダンテ自身が政争において(ダンテは政治家でもあった)  体験してきた不義に対する怒りによるものと考えられている  免罪符 贖宥状。 西方教会では罪の許しのために、 痛悔(反省)、告白、償いのプロセスが必要とされ、 その償いは重いものであったが、 中世以降カトリック教会がその権威で償いを軽減するという思想が生まれ、 それが贖宥である。 マインツ大司教であったアルブレヒトが、 多額の献金を行うために、 その献金をひねりだすため大々的にこれを販売した。 ルターは「贖宥状を買うことで、煉獄の霊魂の罪の償いが行える」と 宣伝されていることが問題であると考え、 贖宥状の購入のみで、 悔い改めもなしに罪が許されるのは贖宥行為の濫用とした。 ルターはアルブレヒトの「指導要綱」には 贖宥行為の濫用がみられるとして書簡を送り、 それがのちに宗教改革の発端となる。 イエスによる免罪符について、詳しくご存知の方はご連絡ください。  ルシファーが噛む ダンテの神曲から。 地獄の最下層は、さらに同心状に分けられていて、 中心に向かうほど罪は重くなる。 その中心の中でももっとも中心には、 堕天使のなれの果てである魔王ルシファーが、 氷の中で永遠に幽閉されているとされる。 その魔王は、ユダとブルータスとカシウスをかみ締めているとされている。  智天使と座天使の車 智天使と座天使はそれぞれ上級天使の一種。 智天使は第二位の上級天使。神の乗り物としての一面がある。 座天使は第三位の上級天使。主の戦車を運ぶ天使。 座天使の指揮官は、ザフキエルまたはラファエル。  天の国は向こうから近づいてくる イエスはヨハネの「悔い改めよ、天の国は近づいた」という宣言から 宣教を始めたといわれています。 「そのころ、洗礼者ヨハネが現れて、ユダヤの荒れ野で宣べ伝え、 『悔い改めよ。天の国は近づいた』と言った」(マタイ3章) 「その苦難の日々の後、たちまち太陽は暗くなり、 月は光を放たず、星は空から落ち、天体は揺り動かされる。 そのとき、人の子の徴が天に現れる。 そして、そのとき、地上のすべての民族は悲しみ、 人の子が大いなる力と栄光を帯びて天の雲に乗って来るのを見る。 人の子は、大きなラッパの音を合図にその天使たちを遣わす。 天使たちは、天の果てから果てまで、 彼によって選ばれた人たちを四方から呼び集める。」(マタイ24章)

第40話  鹿派(ブッダ) 釈迦と鹿。 悟りを開いた釈迦は人には難しすぎて 理解できないのではないかと思っていました。 それを梵天が説得し、教えをひろめるよう進めたとされています。 釈迦がはじめて説法をしたという聖地サールナート。 このはじめての説法の相手が森にいた5頭の鹿だったとされています。 (また、別では5人の修行者と、鹿たち、とも言われています) この鹿は釈迦と以前に苦行をともにし、 釈迦が苦行を捨てたことをとがめていましたが 釈迦の神々しさにひれふし弟子になったとされています。  (魚の絵に「ヨナ」(イエス) ヨナ書より。 ヨナ書とは、預言者ヨナと神のやりとりが中心となっているもので、 ヨナが魚に飲まれる話が有名。 (そのため魚のなかに「ヨナ」と書かれている) ヨナは神からアッシリアの首都ニナヴェに行って、 40日後にニナヴェが滅ぶことを伝えるよう命令されたが、 それにそむき反対方向へ船で逃げ出す。 神はそのために嵐を起こした。 ヨナは船乗りたちに自分を海に投げれば嵐は収まるとつげ、 船乗りたちは努力して陸に着こうとしたがかなわなかったため、 ヨナを海に投げ込んだ。 ヨナは魚によって飲み込まれ、 3日魚の腹の中にいたが、神の命令によって海岸に吐き出された。  モーセ モーセは、当時エジプトで奴隷にされていたイスラエル人を エジプトから連れ出した。(海が割れるのはこのときの話)  探せ!ヒトデの全てをそこにおいてきた! マンガ「ワンピース」より。 「探せ!宝のすべてをそこにおいてきた!」  死海 アラビア半島にある塩湖。 塩分濃度が濃く、浮くことができる。 有名な死海文書は、イスラエルの死海北西の都市近くの洞窟で発見された。  ゴッドブレスユー イエスはもう一度、彼らに言われた。 「平安があなたがたにあるように。 父がわたしを遣わしたように、 わたしもあなたがたを遣わします。」 そして、こう言われると、彼らに息を吹きかけて言われた。 「聖霊を受けなさい。 あなたがたがだれかの罪を赦すなら、 その人の罪は赦され、あなたがたがだれかの罪をそのまま残すなら、 それはそのまま残ります。」  怒れる人が怒らなければならない 文献などで見つけることはできませんでしたが、 太宰治の「駆込み訴え」(ユダの語りとして描かれる小説)には 「怒る時に怒らなければ、人間の甲斐がありません。」 という一説があります。 また、新約聖書で何度か怒るイエスが描かれています。 彼らはエルサレムにやって来た。 そしてイエスは神殿に入り, 神殿で売り買いしていた者たちを追い出し始め, 両替人たちの台とハトを売る者たちの腰掛けをひっくり返した。 だれにも神殿を通って器物を運ぶことを許さなかった。 彼は教えて,彼らに言った 「『わたしの家はあらゆる民族のための祈りの家と呼ばれるだろう』 と書かれていないだろうか。 それなのにあなた方はそれを強盗たちの巣にしてしまった!」 (マルコによる福音書第11章)  しょせんエロス エロスとは受苦としての愛を意味するギリシア語。恋愛感情。 別に愛を意味する言葉として「アガペー」がある。 アガペーとは神の人間に対する愛を意味しており、 「無償の愛」。  出家 ブッダは元は王子だったが、出家をした。  カピラヴァスツ城には東西南北と4つの門があり  シッタールダが家来を連れて外に遊びに行く時に  最初に東の門から遊びに行こうとするとそこには老人がいましたと  東の門で老人をはじめて見たシッタールダは、家来に『あれはなんだ』と聞き  家来は『あれは老人です』と答え  更にシッタールダ『私もああなるのか?』と聞き  家来は『人間何れは誰でも年をとります』と答え  それを聞いたシッタールダは恐ろしくなりその日はお城に帰ってしまいます  また日を改めて遊びに行こうと家来を連れ  前回東の門で老人を見てしまった恐ろしさに今度は南の門に行くと病人に会う  病人をはじめて見たシッタールダは、家来に『あれはなんだ』と聞き  家来は『あれは病人です』と答え  更にシッタールダ『私もああなるのか?』と聞き  家来は『人間何れは誰でも病にかかります』と答え  それを聞いたシッタールダはまた恐ろしくなりその日はお城に帰ってしまいます  また日を改め今度は南の門で病人をみた恐ろしさに  今度は西の門に行くと死者(葬儀中)に会う  葬儀をはじめてみたシッタールダは、家来に『あれはなんだ』と聞き  家来は『あれは死んだ人を葬る儀式です』と答え  更にシッタールダ『私もああなるのか?』と聞き  家来は『人間何れは誰でも死ぬ時がきます』と答え  それを聞いたシッタールダはまた恐ろしくなりその日はお城に帰ってしまいます  西の門で死者を見た恐ろしさに今度は残された北の門に行くと出家者に会います  今度はの北の門に行くと今度は出家者(修行僧)に会います  出家者(修行僧)をはじめてみたシッタールダは、家来に『あれはなんだ』と聞き  家来は『あれは出家者(修行僧)です』と答え  更にシッタールダ『私もああなるのか?』と聞き  家来は『人間誰でも出家者になる事ができます』と答えたと  いままで自分の知らなかった老・病・死と言うのを垣間見て  その恐ろしさを知った最後に出家者をみたシッタールダは、出家の道を考えたと言う事だそうです  この出来事を四門出遊と言ってます ちなみにこれが一日のうちに起きたか、日を置いておきたかは諸説あるそうです。 (情報提供:まだむずさん)  トマス 十二弟子の中でトマスだけがイエスが復活したことを目にできなかった。 そのため「主の傷痕に指を差し入れるまで復活を信じない」と復活を否定したが、 その8日後、トマスの前にイエスは現れ、 トマスは傷痕に指を入れた。  ヘロデ王 イエス誕生の際、ヘロデ王は新たな王の誕生を恐れ、 2歳以下の幼児の虐殺をさせていた。 ただしこれに歴史的な裏づけはない。  西暦 イエスが生まれた年の翌年を元年とした紀年法。

第41話  ヤコブとヨハネ ゼベダイの子ヤコブとヨハネ。2人は兄弟である。 漁師をしていたときにイエスとであった。 2人はイエスの最初の弟子である。  ショムジョ 諸行無常? 元ネタ、ご存知の方はご連絡ください。  雷兄弟 イエスはヤコブとヨハネに雷の子(ボアネルゲ)という呼び名を与えました。 これは2人がすぐにかっとなるところから付けられたとされています。  主に愛された弟子 イエスの愛しておられた弟子。 これは「ヨハネによる福音書」に登場する人物で、 一般的にはヨハネを指すと理解されている。 匿名として用いられていた。  自分だけ殉教していない ヨハネは使徒の中で唯一殉教しなかったとされている。  アナンダの爆発 火光三昧という禅がある。これは体から火炎を噴出して瞑想に入るものである。 アナンダは死後自分の骨の争奪になることを恐れ、 ガンジス川の船で、 火光三昧で120歳のとき没し、 骨を両岸に2分したという説がある。  手は2倍の長さ 金色 元は、ブッダに対する32個のキャラ付け(5巻登場)。 32個のキャラ付けとは、三十二相八十種好のことで、 仏に備わっている特長のこと。 この22個目に、40本の歯があるとされている。  天界大戦争 ヨハネの黙示録に書かれたミカエル対赤い竜(サタンの化身)における、 赤い竜がルシファーだとする説も一応はありますが、 はっきりとした聖書に基づく詳細が見つけられませんでした。 ご存知の方はメールをお願いいたします。

第42話  アリタマヤ(イエス) 正しくはアリマタヤ。地名。 アリマタヤのヨセフは、イエスの遺体をひきとった人物。 イエスが磔にあったときには弟子もみんな逃げ出していたが、 そんななかでアリマタヤのヨセフは遺体のひきとりを名乗り出た。 聖杯伝説にも関係している。  人生は苦である(ブッダ) 四諦という、ブッダが一貫して説いていた人生の真理のうちのひとつ。 苦諦とよぶ。 人生には苦しみがある、ということ。  ヤコブのはしご 創世記に出てくる、ヤコブが夢に見た梯子。 天使が天から地まで上り下りする。  三蔵法師 インドへ行き、仏教の経典を唐に持ち帰った。 西遊記はこの旅を元にした小説。  西遊記のブッダ 最初、孫悟空を退治して、封印した張本人。  アダムの名付け 創世記によると、最初の人間。 神は最初、なにもないところにアダムだけを作ったが、 その後、それだけではいけないと獣と鳥をつくり、 それの名前をアダムにつけさせたとされる。 そして、次にアダムの肋骨から女(イブ)を作った。  ユダの聖典 ユダの福音書のこと。 新約聖書の外典。ユダが記したものではないとされている。 ユダが実は、どの弟子よりも心理を授かっていて、 裏切り自体がイエスの主導によるものと書かれているとする。 このユダの福音書は、2世紀ごろ異端の書とされていたが、 実物は発見されていなかった。 しかしエジプトで発見されていたパピルス冊子の解析が進み、 2006年にこのパピルス冊子が、 ユダの福音書の写本の一部だと判明した。 解読結果はすでに出版されている。

第43話  トリックor布施 トリックorトリート。  万聖節 諸聖人の日。カトリックの祝日のひとつ。 すべての聖人と殉教者のための日。  ジャックオランタン 死後の世界にいけない魂が、カボチャ(カブ)をくりぬいて、 ランタンをつくり、それを片手にさまよっている姿のこと。 もしくはカボチャ頭の男の姿。 ウィルオウィスプが元になっているとされている。 ウィルオウィスプとは、火の玉のことで、さまよう魂のこと。 このウィルオウィスプの伝承として、 とある極悪人が殺され、地獄行きになりそうになった。 しかし極悪人は、人間界にもう一度生まれ変われるようペテロを説得する。 しかし、この極悪人は生まれ変わっても悪さをし、 ペテロに、天国にも地獄にも行くことを許されなかった。 この魂を哀れんだ悪魔が、火を明かりとして渡し、 それが火の玉となったとされている。  ペトロを騙す 上記。  耳を切り落とす ヨハネ福音書ではイエスを捕らえようとする追っ手の耳を 切り落としたとされている。 ちなみにダヴィンチの最後の晩餐では、 ペトロがナイフを持って 「裏切り者がいるなら殺してしまいましょう」といいたげな様子で ユダの隣に座っている。 使徒たちのリーダーでもあったペトロだが、 なかなか血の気の多い人物として描かれている。 inserted by FC2 system