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第31話 ベツレヘム(イエス) イエスが生まれた地。 ストゥーパ(ブッダ) 仏塔を意味する英語。 同じ意味でパゴダがあるが、パゴダはアジア風を意味することが多く、 逆にストゥーパはインド風の仏塔を意味する。 仏塔とは、今回の話にもあるように卒塔婆のこと。 ストゥーパはもともと、ブッダが入滅したのちの遺骨の塚で、 釈迦を祀って、涅槃の地に立てられたのが最初。 そののち仏教が広まると同時に、 各地に立てられるようになったが、 そのうち遺骨がたりなくなり、宝石、経文、高僧の遺骨などが祀られている。 ブッダの遺骨自体は細かく砕けられ、 ブッダが入滅してから200年後、8万余の寺院に配布され祀られたとされる。 アナンダ ブッダの弟子。出生には諸説ある。 一般的なものでは、ブッダが悟りをひらいたときにうまれた いとこで30歳年下の弟子と言うもの。 アナンダとディーバダッタ ブッダに象をけしかけたなどと言われるディーバダッタも もともとは釈迦の弟子であり、いとこ。 アナンダの兄という説が一般的。
1.人里離れた森林に住し、村邑に入れば罪となす。 2.乞食(托鉢)をして、家人から招待されて家に入れば罪となす。 3.ボロボロの糞掃衣(ふんぞうえ)を着て、俗人の着物を着れば罪となす。 4.樹下に座して瞑想すべきで、屋内に入れば罪となす。 5.魚肉、乳酪、塩を食さず。もし食したら罪となす。 |
破和合僧(はわごうそう)、釈迦教団を出て分派活動を行った。
出仏身血(すいぶつしんけつ)、山頂から大石を落として釈迦仏の足の指から出血させた。 殺阿羅漢(さつあらかん)、釈迦仏を殺さんとしていた所を蓮華色比丘尼にとがめられ、彼女を鉄拳で殺した。 |
そこで群衆は、「では、わたしたちはどうすればよいのですか」と尋ねた。ヨハネは、「下着を二枚持っている者は、一枚も持たない者に分けてやれ。食べ物を持っている者も同じようにせよ」と答えた。(ルカによる福音書 3章10-11) |
初めに、神は天地を創造された。 地は混沌であって、闇が深淵の面にあり、神の霊が水の面を動いていた。 神は言われた。「光あれ。」こうして、光があった。 神は光を見て、良しとされた。神は光と闇を分け、 光を昼と呼び、闇を夜と呼ばれた。夕べがあり、朝があった。第一の日である。 (創世記1章) |
ある時期になって、カインは、地の作物から主へのささげ物を持って来たが、アベルもまた彼の羊の初子の中から、それも最上のものを持って来た。主は、アベルとそのささげ物とに目を留められた。だが、カインとそのささげ物には目を留められなかった。それで、カインはひどく怒り、顔を伏せた。そこで、主は、カインに仰せられた。「なぜ、あなたは憤っているのか。なぜ、顔を伏せているのか。あなたが正しく行なったのであれば、受け入れられる。ただし、あなたが正しく行なっていないのなら、罪は戸口で待ち伏せして、あなたを恋い慕っている。だが、あなたは、それを治めるべきである。」しかし、カインは弟アベルに話しかけた。「野に行こうではないか。」そして、ふたりが野にいたとき、カインは弟アベルに襲いかかり、彼を殺した。主はカインに、「あなたの弟アベルは、どこにいるのか。」と問われた。カインは答えた。「知りません。私は、自分の弟の番人なのでしょうか。」そこで、仰せられた。「あなたは、いったいなんということをしたのか。聞け。あなたの弟の血が、その土地からわたしに叫んでいる。今や、あなたはその土地にのろわれている。その土地は口を開いてあなたの手から、あなたの弟の血を受けた。それで、あなたがその土地を耕しても、土地はもはや、あなたのためにその力を生じない。あなたは地上をさまよい歩くさすらい人となるのだ。」カインは主に申し上げた。「私の咎は、大きすぎて、にないきれません。ああ、あなたはきょう私をこの土地から追い出されたので、私はあなたの御顔から隠れ、地上をさまよい歩くさすらい人とならなければなりません。それで、私に出会う者はだれでも、私を殺すでしょう。」主は彼に仰せられた。「それだから、だれでもカインを殺す者は、七倍の復讐を受ける。」そこで主は、彼に出会う者が、だれも彼を殺すことのないように、カインに一つのしるしを下さった。それで、カインは、主の前から去って、エデンの東、ノデの地に住みついた。(創世記4章) |
1.人里離れた森林に住し、村邑に入れば罪となす。 2.乞食(托鉢)をして、家人から招待されて家に入れば罪となす。 3.ボロボロの糞掃衣(ふんぞうえ)を着て、俗人の着物を着れば罪となす。 4.樹下に座して瞑想すべきで、屋内に入れば罪となす。 5.魚肉、乳酪、塩を食さず。もし食したら罪となす。 |
破和合僧(はわごうそう)、釈迦教団を出て分派活動を行った。
出仏身血(すいぶつしんけつ)、山頂から大石を落として釈迦仏の足の指から出血させた。 殺阿羅漢(さつあらかん)、釈迦仏を殺さんとしていた所を蓮華色比丘尼にとがめられ、彼女を鉄拳で殺した。 |
六か月目に、天使ガブリエルは、ナザレというガリラヤの町に神から遣わされた。 ダビデ家のヨセフという人のいいなずけであるおとめのところに遣わされたのである。そのおとめの名はマリアといった。 天使は、彼女のところに来て言った。「おめでとう、恵まれた方。主があなたと共におられる。」 マリアはこの言葉に戸惑い、いったいこの挨拶は何のことかと考え込んだ。すると、天使は言った。「マリア、恐れることはない。あなたは神から恵みをいただいた。 あなたは身ごもって男の子を産むが、その子をイエスと名付けなさい。 その子は偉大な人になり、いと高き方の子と言われる。神である主は、彼に父ダビデの王座をくださる。 彼は永遠にヤコブの家を治め、その支配は終わることがない。」 (ルカによる福音書 1章) |
(ラーフラがまだ戒をうけていないとき、戒をうけたものと普通の信者で別々に寝るよう釈迦が決めたため、ラーフラは釈迦と別々で寝なければならず、また、世話をしてくれる比丘もいないためどうしたらいいかわからず、トイレで寝たという話がある。翌朝事情を聞いた釈迦は戒をうけていないものでも勝手がわかるまで比丘の部屋にいてもよく、三日目までに部屋を探せるよう比丘に世話をしてもらってもよいと規則を変えた。) |
わたしが来たのは、地上に火を投ずるためである。その火が既に燃えていたらと、どんなに願っていることか。」 (ルカ12章49-) |
イエスは言われた。「舟の右側に網を打ちなさい。そうすればとれるはずだ」そこで、網を打ってみると、魚があまり多くて、もはや網を引き上げることができなかった。イエスの愛しておられたあの弟子がペトロに、「主だ」と言った。シモン・ペトロは「主だ」と聞くと、裸同然だったので、上着をまとって湖に飛び込んだ。 ほかの弟子たちは魚のかかった網を引いて、舟で戻って来た。陸から二百ペキスばかりしか離れていなかったのである。 さて、陸に上がってみると、炭火がおこしてあった。その上に魚がのせてあり、パンもあった。 イエスが、「今とった魚を何匹か持って来なさい」と言われた。 シモン・ペトロが舟に乗り込んで網を陸に引き上げると、百五十三匹もの大きな魚でいっぱいであった。それほど多くとれたのに、網は破れていなかった。 |
安息日が終わると、マグダラのマリア、ヤコブの母マリア、サロメは、イエスに油を塗りに行くために香料を買った。そして、週の初めの日の朝ごく早く、日が出るとすぐ墓に行った。彼女たちは、「だれが墓の入り口からあの石を転がしてくれるでしょうか」と話し合っていた。ところが、目を上げて見ると、石は既にわきへ転がしてあった。石は非常に大きかったのである。墓の中に入ると、白い長い衣を着た若者が右手に座っているのが見えたので、婦人たちはひどく驚いた。若者は言った。「驚くことはない。あなたがたは十字架につけられたナザレのイエスを捜しているが、あの方は復活なさって、ここにはおられない。御覧なさい。お納めした場所である。さあ、行って、弟子たちとペトロに告げなさい。『あの方は、あなたがたより先にガリラヤへ行かれる。かねて言われたとおり、そこでお目にかかれる』と。」婦人たちは墓を出て逃げ去った。震え上がり、正気を失っていた。そして、だれにも何も言わなかった。恐ろしかったからである。イエスは週の初めの日の朝早く、復活して、まずマグダラのマリアに御自身を現された。このマリアは、以前イエスに七つの悪霊を追い出していただいた婦人である。マリアは、イエスと一緒にいた人々が泣き悲しんでいるところへ行って、このことを知らせた。しかし彼らは、イエスが生きておられること、そしてマリアがそのイエスを見たことを聞いても、信じなかった。(マルコによる福音書16章) |
1. 足下安平立相 足の裏が平ら。地面と隙間がない。 2. 足下二輪相 足の裏に輪の形をした相(千輻輪)がある。 3. 長指相 手指(足の指も含む場合もある)が微か、長い。 4. 足跟広平相 かかとが広く平らか。 5. 手足指縵網相 水かきみたいな金色の膜が指のあいだにある。 6. 手足柔軟相 手足が柔らか、紅赤色。 7. 足趺高満相 足の甲が厚く盛り上がっている。 8. 伊泥延?相 ふくらはぎが円く微妙な形をしている。 9. 正立手摩膝相 直立したとき両手の先が膝をなでるくらいに長い。 10. 陰蔵相 男根が体内に密蔵される。 11. 身広長等相 両手を広げると、その長さが身長と等しい 12. 毛上向相 すべての毛の先端がすべて上になびき、右に巻き、紺青色で柔軟。 13. 一一孔一毛相 身体の毛穴には一毛がすべて生じ、 毛穴から微妙の香気を出す。 毛の色は青瑠璃色。 14. 金色相 身体手足すべて黄金色に輝く 15. 丈光相 後光。 16. 細薄皮相 皮膚がつるつる(軟滑)でいっさいの塵垢不浄を留めない。 17. 七処隆満相 両掌と両足の裏、両肩、うなじの七所の肉が円満で浄らか。 18. 両腋下隆満相 両膝の下にも肉がつく。 19. 上身如獅子相 上半身に威厳がある。それは瑞厳なること獅子王のよう。 20. 大直身相 身体が広大端正。比類がない。 21. 肩円満相 両肩の相が丸く豊か。 22. 四十歯相 清潔な40本の歯がある。(普通は32本) 23. 歯斉相 歯はすべて大きさが等しい。硬く密で、並びが美しい。 24. 牙白相 40本の歯以外に四牙がある。白く大きい。鋭利堅固。 25. 獅子頬相(ししきょうそう) 両頬が隆満。獅子王のようだ。 26. 味中得上味相 何を食べても食物のその最上の味を味わえる。 27. 大舌相 舌が軟薄で広く長い。髪の生え際にまで届く。 28. 梵声相 声は清浄。聞くと得益無量ならしめ、遠くまで聞える。 29. 真青眼相 眼は紺青。青い蓮華のよう。 30. 牛眼瀟睫相 睫が長く整っている。牛王のよう。 31. 頂髻相 頭の頂の肉がもりあがり髻の形。 32. 白毫相(びゃくごうそう) 眉間に右巻きの白毛がある。光明を放つ。一丈五尺伸びる。 |